madorismの間取りをつくる建築家
原宏佑(はらこうすけ)
鎌倉市在住の建築家。

関東近辺で約3年の土地探しを経て、30代で北鎌倉に自邸を建築。家づくりを通して、物件探しに大ハマり、今でも鎌倉の物件情報に目がない。「鎌倉で次住むならここが一番だ!」を探し続けて、さすがに2軒目は自身では難しいので、誰かに実現してほしいと心から思い、間取りにストーリーを込めて日々作成している。

坪庭のある家の風景

坪庭とは室内と一体になっているプライベートガーデンである。
「坪」と名のつく通り、1坪=3.3 ㎡程度の小さな庭である。その限られたスペースの中に広がっている芳醇な世界に興味を抱いた。

趣向を凝らした世界が、ほんのわずかな空間の中に生み出されている。

まず、一本の笹が中央に植えられている。
その隣に寄り添うように置かれている灯篭と周りを取り囲む陶器の数々。
庭一面に生えている緑。
濡れ縁のベンチ。

降り注ぐ光。

日々の暮らしの中で五感を刺激する風景としての庭。
それが坪庭である。

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