屋根のかたち
屋根のかたちを決めるにはその土地の風土や気候によって形づくられてきた建築の系譜をみるとよい。
屋根には大きくふたつの役割がある。
ひとつは雨水から家の中を守ること。
そして、必要な太陽の光を家の中に取り入れること。
どうしたら雨水が家の中に入ってこないのか、もしくは雨水が入ると困る場所はどこかを考えてみると。雨水を適切に流すための勾配が決まってくるし、どこに雨水を流すのかも自然とわかってくる。
家の中に水が入ってくると困るのはもちろんだが、意図的に水をコントロールし、あえて雨水が入る仕掛けを設けることによって外のような場所にすることもできる。