madorismの間取りをつくる建築家
原宏佑(はらこうすけ)
鎌倉市在住の建築家。

関東近辺で約3年の土地探しを経て、30代で北鎌倉に自邸を建築。家づくりを通して、物件探しに大ハマり、今でも鎌倉の物件情報に目がない。「鎌倉で次住むならここが一番だ!」を探し続けて、さすがに2軒目は自身では難しいので、誰かに実現してほしいと心から思い、間取りにストーリーを込めて日々作成している。

屋根のかたち

屋根のかたちを決めるにはその土地の風土や気候によって形づくられてきた建築の系譜をみるとよい。

屋根には大きくふたつの役割がある。
ひとつは雨水から家の中を守ること。
そして、必要な太陽の光を家の中に取り入れること。

どうしたら雨水が家の中に入ってこないのか、もしくは雨水が入ると困る場所はどこかを考えてみると。雨水を適切に流すための勾配が決まってくるし、どこに雨水を流すのかも自然とわかってくる。

家の中に水が入ってくると困るのはもちろんだが、意図的に水をコントロールし、あえて雨水が入る仕掛けを設けることによって外のような場所にすることもできる。

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