madorismの間取りをつくる建築家
原宏佑(はらこうすけ)
鎌倉市在住の建築家。

関東近辺で約3年の土地探しを経て、30代で北鎌倉に自邸を建築。家づくりを通して、物件探しに大ハマり、今でも鎌倉の物件情報に目がない。「鎌倉で次住むならここが一番だ!」を探し続けて、さすがに2軒目は自身では難しいので、誰かに実現してほしいと心から思い、間取りにストーリーを込めて日々作成している。

Triangle ring_指輪 | インデックスリング

「Triangle ring(トライアングルリング)」

「デザインと機能美」

内側の”角”をあらかじめ面取りすることで、デザインのアクセントと、インデックスリングとしての機能の2つの要素をシンプルに表現した、アンヴィヴァレントな指輪。

※製作に2ヶ月程度いただいております。何卒ご了承ください。

インデックスリングにさりげないグラフィカルなアクセントを取り込み、身につけた時の指のフォルムにふさわしい装飾品としての機能を純粋にデザインして余計なものを一切無くしました。

デザインと機能を不可分なものと考え、人の自然な姿や動きにふさわしいジェエリーのあり方追求すると、シンプルかつクリーンな美しさに辿り着きます。

意表をつく発想や仕掛けに人が気持ちをくすぐられ、心と体の一部をゆだねたくなるような完成度の高いタイムレスデザインのジュエリーに仕上がっています。

比較的目立ちやすい”人差指”に身につけることを想定してデザインされた指輪。
”人差指”に身につける指輪は、モノをつかむ時など、意外と傷つきやすい。

「傷は付けたくない、けれど”存在感”が欲しい。」

インデックスリングは上面と側面が必ず見えていることから非常に印象に残りやすい。その理由は、様々なシーンの中で他の指よりも「人差し指」の方が比較的目に付きやすい指だからである。

例えば、面と向かって立ち話をしている時に一番正面に人差し指がくる。手を合わせると必ず一番上にくる。親指と違い手を握っても重なることがない。机に手を置く際にも、隣の指で隠れることがない。2面が必ず見えている。そういった特徴をもった指が「人差し指」なのである。

トライアングルリングの基本的な形状が逆三角のシルエットをしているのは指輪としての付け心地を追求した結果である。大ぶりの指輪にありがちな接触面を減らすための工夫である。

また、片方が欠けているのは、人を傷つけないためである。一番外側の指は触れやすいため、また同時に指輪を傷つけないためでもある。

人差し指につける指輪として、ふさわしいデザインを追求した結果生まれたのが、このインデックスリング(Triangle ring)であり無駄のない完全なフォルムを目指した。

インデックスリングの意味

左手に付ける場合
・積極性を高め、心の中の願望を行動に移す
・方向を指し示す指

右手に付ける場合
・集中力や執着力、行動力が高まる
・人を導き教える力が身につく

人差し指につける指輪はインデックスリングと呼ばれ、他者とのコミュニケーションを円滑にしてくれる効果に優れています。願望の実現や精神的にポジティブな方向へ導いてくれる位置です。

ヨーロッパの王族やキリスト教の司祭など、リーダー的な立場の人達の多くが付けていたそうです。遠くにいる人を指示する時に、人差し指が目立つように付けていました。

インデックスを英語でIndexと書き、相手に指示や教える意味があることから人差し指に付ける指輪をインデックスリングと言います。