ambitect
貯める・探す・描く・つくる・暮らす
2014年に設立されたデザインディレクション『ambitect』。建築に関わる5つの力(貯める・探す・描く・つくる・暮らす)をベースとした、デザインコンサルタントを行う。SNSにて暮らしの情報を発信し、2023年より『暮らしの窓口』を開設。

狭小住宅〜極小住宅

首都圏、東京都内に数多く残っている狭小地。極小地。
狭小住宅、極小住宅。

敷地面積8坪、10坪は当たり前。

建物延べ床面積は階数をどれだけ積めるかによって変わってくるが、建築面積となるフットプリントは似たり寄ったり。

駅近になると土地だけでも相応の資金が必要となるが、普通より小さな家に住む覚悟さえあれば(人生における時間の使い方の価値観の共有)郊外と変わらない価格で生活を手に入れることは十分可能だと思います。
首都圏で暮らすなら、建築を考える際に小さな空間であることの優位性を自分なりに考えておくのことが大切です。

「小さいことは豊かなこと」
長く住むと、日々のお掃除や中長期のメンテナンスなど、あらゆる重荷を、和らげてくれるのが小さな家です。
しかし、小さければなんでも、良いんだ。という訳ではありません。9坪ハウスが8坪に、そして7坪になったからといってすごい訳ではありません。
現実的には、それぞれのライフスタイル(家族構成や将来対応など)や資金が考慮されるので、その中での最適解であれば十分だと思います。

「東京に住むことは、質の高い生活体験を得ることである」
都内に住居を構えることの最大のメリットは、日本中や世界から集まってくる「美味しいもの、美しいもの、楽しいこと、美しい音」など生活体験におけるグレードを高めることができます。
しかもそれらが、徒歩圏にあったり、電車で少しの場所で体験することができる。

そして、もしそれが評判のレストランであれば常連としてのサービスを受けることができるかもしれない。

自らが料理が得意であったり
サービスを受ける必要を感じていない方
は主に自ら食事を作り、自宅で食事をするため
不要な体験であるのかもしれないですが

一般的な方にとっては必ずメリットとなるはずです。

また、経済圏に近くに住むことで
移動時間が短縮されるため、生活体験の時間をより長く確保することもできます。

「勤務地に近い方が良い」という希望で
東京都内住まいを求める方がいますが

実は距離が近いということは、時間を得るということであり

その時間が、”上記”の生活体験が”付加”されるということを認識しているとより良いのではないかという気がしてきます。

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