住まいづくりの判断整理アドバイザー
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一級建築士が、土地探し・間取り検討・住まいづくりの進め方を第三者の立場で整理するアドバイザリーです。

敷地条件や法規、暮らし方を丁寧に読み解き、正解を押し付けるのではなく、自分たちで判断できる状態をつくることを大切にしています。

マイホームクラウドのWebCADを使ってみた|無料でどこまでできる?初心者目線でレビュー|自分で間取りを作りたい人向け

自分で間取りを作ってみたいけれど、何から始めればいいかわからない。そんな人に向けて、この記事では間取り作成ソフトの選び方と、実際の進め方を整理しています。比較するのは、マイホームクラウド WebCAD、Planner 5D、Madoryの3つ。その中でも、敷地を踏まえて考えやすく、3Dで空間を確認でき、日本の住宅検討と相性が良いマイホームクラウドを中心に紹介しています。無料版と有料版の違い、ソフトごとの向き不向き、自分で間取りを作るときのステップもまとめているので、住宅会社に相談する前に一度自分の考えを形にしてみたい人に役立つ内容です。

突然ですが、自分で間取りを作って、注文住宅を依頼したいと考え始めた時

間取りってどうやって作るのか?

部屋の間取りって、不動産屋にある広告の間取りのことかな?そんなの自分で作れるかな?

間取りだけでは、どのような暮らしが実現できるのかイメージが湧かないな。

ソフト使うなんて難しそう

どのソフトを選べばいいのか迷う

なんて悩みを抱えた人は多いかもしれません。

特に気になるのは、無料でどこまでできるのか、初心者でも使いやすいのか

本当に家づくりの検討に使えるのか?という点が気になりました。

そこで今回は実際にマイホームクラウドのWebCADを使ってみて、初期段階の検討には使い勝手が良さそうでした。敷地内にどれくらいの建物が建つのか、外部環境との関係性、建築可能面積を整理するところまで使えます。

家具入りの3Dがすぐに見れるのもかなりおすすめポイントです。

もちろん詳細なイメージではなく、かなりラフですが、初期イメージを形作るには、ソフトの使いやすさなど総合的に考えて使わない手はないと思いました。

使いやすかった点、気になった点、無料版と有料版の違いを整理しました。

ほかに検討していて良さそうだなと思った、「Planner 5D」や「Madory」との違い、自分で間取りを作るときの進め方もまとめています。

住宅会社に相談する前に、自分たちの考えを一度形にしてみたい人、自分で間取りを考える練習をしてみたい人に向けて、できるだけわかりやすく整理していきたいと思います。

自分で間取りを作りたい人に向いているのが、マイホームクラウドのWebCAD

マイホームクラウドのWebCADは、自分で間取りを作りたい人にかなり向いているソフトだと思います。

理由は、無料でも触れる範囲が広く、日本の住宅検討と相性が良く、敷地を踏まえて考えやすいからです。さらに、3Dで空間の雰囲気を確認しやすく、面積感覚も見ながら調整しやすいので、図面に慣れていない人でも考えを形にしやすいです。

一方で、最初から完璧な図面を作るためのものというより、家づくりの最初の一案を整理するための道具として使う方が合っています。住宅会社に見せる前のたたき台を作る用途には、とても使いやすいです。

マイホームクラウドを使ってみて良かったところ

日本の家づくりに寄っていて考えやすい

間取り作成ソフトの中には、3D表現がきれいでも、日本の戸建て住宅を考えるには少し感覚がずれるものがあります。けれど、マイホームクラウドは、住宅計画の初期検討に使いやすい印象があります。

ただ部屋を並べるだけでなく、建物の向き、敷地との関係、面積感覚などを意識しながら考えやすいので、実際に家を建てる前提で使いやすいです。見た目だけのプランではなく、少し現実に近い形で考えられるのが良いところです。

敷地を踏まえて考えられる

自分で間取りを考えるときに意外と大事なのが、建物の中だけで完結させないことです。実際には、道路がどちらにあるか、どこに庭を取りたいか、どの方向に景色が抜けるかで、間取りの考え方はかなり変わります。

マイホームクラウドは、敷地を意識しながら考えやすいので、土地から発想しやすいです。借景を取り込みたい方向、外から閉じたい面、窓を取りたい位置なども含めて考えやすく、家全体の置き方を整理しやすいです。

3Dで確認できるので初心者でもわかりやすい

平面図だけで空間を想像するのは、慣れていないとかなり難しいです。図面の上では良さそうでも、立体で見ると狭く感じたり、窓の位置が微妙に見えたりすることがあります。

その点、3Dで確認できるのはかなり助かります。LDKの広がり方や、窓の抜け方、階段まわりの印象なども見やすくなるので、違和感に気づきやすいです。自分で間取りを考えたい人ほど、この確認のしやすさは大きいと思います。

他の人の間取りを見ながら考えられる

完全にゼロから間取りを考えるのは、初心者にはかなり大変です。どこに玄関を置けばいいのか、階段はどこがまとまりやすいのか、LDKの形はどうすると使いやすいのか。最初は判断材料が少ないからです。

そういうときに、他の人の間取りを見ながら考えられるのはかなり便利です。自分では思いつかなかった配置や考え方に触れられるので、発想のきっかけになります。最初の一案は、完全なオリジナルを目指すより、参考になる案を見ながら自分たちの条件に寄せていく方が進めやすいです。

面積感覚を見ながら調整しやすい

自分で間取りを描いていると、見た目ではそれっぽく見えても、実際には部屋が広すぎたり、通路が細すぎたりすることがあります。紙に手書きだと、そのズレに気づきにくいことも多いです。

マイホームクラウドは、部屋サイズや面積感覚を見ながら調整しやすいので、最初の段階から少し現実的な方向へ寄せやすいです。夢だけで膨らみすぎた案になりにくく、予算や建物ボリュームを考えるときにも整理しやすいです。

マイホームクラウドのデメリット

これだけで家づくりが完結するわけではない

マイホームクラウドはかなり便利ですが、これだけで家づくりが完結するわけではありません。あくまで、自分たちの考えを整理したり、住宅会社に要望を伝えやすくしたりするための道具です。

本当に大事なのは、そこで作った案を通して、自分たちが何を重視したいのかを言葉にできることです。間取りそのものを完成させることより、考えを整理することに価値があります。

細かく作り込みすぎると逆に迷いやすい

ソフトを使い始めると、つい細かい寸法や収納、家具配置まで詰めたくなります。けれど、最初から細部まで作り込みすぎると、全体が見えにくくなります。

まずは、玄関、LDK、水回り、階段など、家の骨格だけを置いてみる方が進めやすいです。最初の段階では、完成図よりも、違和感がない骨格を作ることの方が大事です。

使いこなすまでに少し慣れが必要

直感的に使いやすいとはいえ、最初から思い通りに描けるわけではありません。特に、自分の頭の中にあるイメージを図面に置き換える作業そのものに、少し慣れが必要です。

ただ、これはマイホームクラウドに限った話ではなく、どの間取りソフトでも同じです。最初の数回で完璧を目指すより、1案作ってみて修正するくらいの使い方の方が合っています。

マイホームクラウドの口コミはどうか

口コミやレビュー系の記事でよく見られるのは、無料でもかなり試せること、3Dで確認しやすいこと、住宅検討に使いやすいことを評価する声です。一方で、より細かい調整や高度な使い方をしようとすると、慣れが必要と感じる人もいます。

つまり、初心者が最初の一案を考える用途では評価しやすく、実務レベルや細部まで完璧に詰める使い方になるほど、使い方の工夫が必要になるソフトだと言えます。

口コミを見ると向いている人がわかりやすい

口コミを見ていても、マイホームクラウドは「自分で家の形を考えてみたい人」「住宅会社に相談する前にたたき台を作りたい人」と相性が良い印象です。

逆に、最初からインテリアの見せ方を重視したい人や、完成イメージを華やかに作り込みたい人は、Planner 5Dの方に魅力を感じる場合もあります。口コミを見るときは、良い悪いではなく、自分の目的に合っているかで判断した方が失敗しにくいです。

マイホームクラウドとPlanner 5D・Madoryを比較してみる

自分で間取りを作れるソフトはいくつかありますが、今回はマイホームクラウド WebCAD、Planner 5D、Madoryの3つを比べてみます。

Planner 5Dは、2Dと3Dを切り替えながら空間を見やすく、インテリアの雰囲気も膨らませやすいソフトです。
Madoryは、軽く始めやすく、シンプルに間取りのたたき台を作る用途に向いています。

その中でマイホームクラウドは、敷地を踏まえて住宅を考えやすいこと、日本の家づくりと相性が良いことから、注文住宅の最初の一案づくりに向いていると感じます。

ソフトごとの違いをざっくり比較するとこうなる

項目マイホームクラウド WebCADPlanner 5DMadory
無料で始めやすいか始めやすい始めやすいかなり始めやすい
2Dで間取りを描けるか描ける描ける描ける
3Dでイメージを見られるか見られる見られる2D中心
敷地から考えやすいか強いやや弱いやや弱い
日本の住宅検討との相性高いやや海外寄りシンプルな検討向き
面積感覚を確認しやすいかしやすいしやすい基本的な確認向き
どんな人に向くか土地から現実的に考えたい人空間イメージを膨らませたい人まず軽く描きたい人

マイホームクラウド無料版でできること

無料で使う段階でも、マイホームクラウドはかなり試しやすいです。最初の一案づくりに必要な流れを、一通り体験しやすい印象があります。

特に、自分で間取りを作りたい人にとって大きいのは、平面だけでなく3Dでも確認しやすいことと、敷地を踏まえた検討に進みやすいことです。最初から有料契約をしなくても、考え方の整理には十分役立ちます。

無料版の比較表

項目マイホームクラウド WebCADPlanner 5DMadory
無料で試せる範囲広い広い広い
3D確認できるできる限定的
敷地を踏まえた検討しやすいやや弱いやや弱い
住宅の初期検討との相性高い中程度軽い検討向き
最初の一案づくりかなり向く向く向くが簡易寄り

マイホームクラウド無料版の制限

無料版はかなり使いやすいですが、当然ながら制限もあります。レビュー記事としては、ここを書いておいた方が読者の期待値がずれにくいです。

無料で試せる範囲が広いからこそ、どこから先が有料なのか、どの部分に回数や出力の制限があるのかを理解しておくと使いやすくなります。

無料版はどこまで試せれば十分か

自分で間取りを考えたい人にとっては、最初の一案を作って、3Dで見て、要望を整理するところまでできれば、無料版でも十分役立つことが多いです。

逆に、出力を整えたい、複数案をしっかり管理したい、より継続的に使いたいという段階になると、有料版を検討する意味が出てきます。最初から有料前提で考えるより、まずは無料版でどこまで進められるかを試す方が自然です。

マイホームクラウド有料版との違い

有料版まで含めると、各ソフトの強みの方向が少しずつ違ってきます。マイホームクラウドは、より実務寄りに使いやすくなり、Planner 5Dは空間表現やインテリアの幅が広がり、Madoryは保存や継続編集のしやすさが強くなる印象です。

個人で家づくりを考える段階なら、まずは無料版から入って十分だと思います。その上で、もっと出力や管理を充実させたい場合に、有料版を検討する流れが合いやすいです。

有料版の比較表

項目マイホームクラウド WebCADPlanner 5DMadory
有料版で強くなる部分実務利用、出力、管理機能3D表現、家具、レンダリング保存、運用、継続編集
住宅実務との近さ高い中程度中程度
空間表現の楽しさ高いかなり高いシンプル
向いている人現実的に家を詰めたい人雰囲気も重視したい人軽快に進めたい人

自分で間取りを作るときの使い方

マイホームクラウドを使うときは、最初から細かく描き込みすぎない方が進めやすいです。大事なのは、暮らしの骨格を先に置くことです。

おすすめの進め方を順番に整理すると、かなり使いやすくなります。

ステップ1 まずは敷地を入れて、家の置き方を考える

最初にやるべきなのは、部屋を描くことではなく、敷地の形や道路との関係を確認することです。どこに庭を取りたいか、どの方向に景色があるか、どちらを閉じたいかをざっくり考えます。

下絵(背景)でgooglemapの航空地図を置くのがおすすめです。敷地形状は後から寸法を微調整できます。

この段階で借景ポイントや周辺環境も意識しておくと、あとで窓の位置やLDKの向きを決めやすくなります。

ステップ2 玄関、LDK、水回り、階段だけを置いてみる

次に、家の骨格になる要素だけをざっくり配置します。玄関はどこから入るか、LDKをどこに向けるか、水回りはどこにまとめるか、階段はどこに置くか。この4つを考えるだけでも、家の性格はかなり見えてきます。

最初から個室や収納まで細かく詰めようとすると、かえって全体が見えにくくなります。

ステップ3 部屋の大きさを見ながら調整する

配置が決まってきたら、部屋の広さを少しずつ見直します。LDKが必要以上に大きくなっていないか、洗面室や脱衣室が狭すぎないか、通路が無理なく通れるかなどを見ながら整えていきます。

ここで面積感覚を見ながら調整できると、夢だけで膨らみすぎた案になりにくいです。

ステップ4 3Dで見て、違和感を探す

平面図では成立しているようでも、3Dにすると印象が変わることがあります。思ったより圧迫感がある、窓の位置が微妙、階段が邪魔に感じる、などの違和感は立体で見た方が気づきやすいです。

最初の一案は、完成させることより、違和感を見つけることが大事です。

ステップ5 他の人の事例を見て、自分の案を直していく

完全にゼロから考えるより、参考になる事例を見ながら、自分たちの条件に寄せていく方が進めやすいです。似た広さ、似た家族構成、似た敷地条件の案を見ることで、自分の考えが整理されやすくなります。

ここで大事なのは、真似することではなく、自分たちが何を良いと感じるかを言葉にすることです。

ステップ6 住宅会社に見せる前提で、要望を整理する

最後に、自分で作った間取りをそのまま正解図面にしようとしなくて大丈夫です。むしろ大事なのは、この案を通して、自分たちが何を大切にしたいのかを整理することです。

景色が抜ける方向にLDKを置きたい、洗面と収納を近づけたい、道路側はあまり開きたくない。そうした要望が言葉になれば、住宅会社に相談したときにも話が早くなります。

マイホームクラウドはこんな人におすすめ

マイホームクラウドは、とにかく軽く間取りを描いてみたい人にも使えますが、特に向いているのは、土地から現実的に家を考えたい人です。

住宅会社に相談する前に、自分たちの考えを一度まとめたい人。借景や周辺環境も意識しながら、家の置き方を考えたい人。図面だけでは不安なので、3Dでも確認しながら進めたい人。そういう人にはかなり相性が良いと思います。

逆に、インテリア表現をとことん楽しみたいならPlanner 5D、まずはごく軽くたたき台を作りたいならMadoryの方が合う場合もあります。

まとめ

マイホームクラウドのWebCADを使ってみると、自分で間取りを作りたい人にとってかなり使いやすいソフトだと感じます。

日本の住宅検討と相性が良く、敷地を踏まえて考えやすく、3Dでも確認しやすい。さらに、他の人の間取りを参考にしながら、自分たちの考えを少しずつ形にしていけるのも良いところです。

いきなり完璧な図面を作る必要はありません。まずは敷地を入れて、玄関とLDKを置いてみる。そのくらいのところから始めるだけでも、家づくりはかなり前に進みます。

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